最大の日本酒コンテスト「全国新酒鑑評会」で、平成以降、最多16回目の金賞を受賞した大吟醸。名工杜氏が、全身全霊を掛けて醸した大吟醸酒。芳醇な香りと、奥深い味わいが調和した創業1871年の老舗酒蔵あさ開の数ある日本酒の中でも最高クラスの大吟醸です。源三屋ご注文の【手引き】源三屋【店頭】へ良い酒を醸す。それだけのために。 ◆名水「大慈清水(だいじしみず)」 あさ開の酒造りの仕込み水には、城下町盛岡に滾滾と湧き出でる名水「大慈清水」が用いられます。 弱軟水のこの水が涌いていたからこそ七代目村井源三はこの地での酒造りを決意したといいます。 「清水町」の名を持つこの界隈には、蕎麦屋、豆腐屋らも軒を連ね、昔ながらの風情を残しています。 ◆最高の酒造好適米「山田錦」 金賞受賞酒の仕込み米には最高級の「山田錦」を35%まで精白して用います。 最高の酒米の本当に「粋」ともいえる部分のみを用いて醸される本当に「特別な酒」なのです。 ◆北国・岩手の厳冬の最中にだけ・・・ あさ開の仕込みは南部流伝承の「寒造り」にて、北国岩手でも最も寒さの厳しい時期に行われます。 身を切るような寒さの中、素手で「浸漬」と呼ばれる米砥ぎの作業が行われます。 酒造りの天敵ともいえる雑菌が繁殖しにくいこの時期の仕込みだけが「本当の日本酒」を醸し出すのです。 ◆ただ米一粒に懸ける想い 「浸漬」後の米の様子を見つめる南部杜氏藤尾正彦。 「酒造りは農業」「基本をおろそかにしてはいけない」 これは杜氏自身の言葉ですが、本当に米一粒を大切にする想いなくして良い酒を醸す事など出来ないのです。 米を見つめる杜氏の真剣な眼差しが、それを物語ります。 ◆『一、麹 二、もと 三、仕込み』 俗に酒造りの極意を現しているといわれる酒蔵の格言です。 酒造りにおいて最も大切とされる「製麹」(こうじ作り)の作業。麹の出来を左右する「蒸米」の作業を蔵人も緊張の面持ちで見守ります。 ◆人が酒を醸すのではない 酒は人が醸すものではなく酵母などの微生物達が作るもの。杜氏はそう言って笑います。 人に出来るのは、ただ微生物達の声無き声に耳を傾け、彼らが働きやすい環境を整える事だけだと・・・。 ◆想いの結晶たる酒 豊かなこの国の山河の恵みと酒造りに懸ける人々の想いが結実した酒。それが日本酒です。 杜氏の晴れやかな顔が、良い酒が出来た事を伝えてくれます。 |